FullMilkPlus

保管と冷却ソリューションおよび接続されたすべての機器とラインの洗浄を含む哺乳自動機へのタイミングのよい全乳給餌。

全乳給餌および全乳保管をどの農場にも調整できるフレキシブルなオプション。

インテリジェントなコントロールのおかげで全乳リソースを最適に活用できます。

新鮮な全乳を制約されずに飲めるため子牛は健康で満足します。

CalfExpertでインテリジェントな全乳給餌

子牛は自然の全乳でとてもよく成長するので、子牛の飼養では全乳給餌が重要になっています。さらに自農場での全乳給餌は貴重な資源の保全にもなります。

しかし自動哺乳機で給餌するには少々技術的なことに配慮しなければなりません。ミルクを新鮮な状態に維持するため、CalfExpertに保管中冷却する必要があります。また、保管タンクおよびミルクラインの衛生と洗浄も非常に重要です。ミルクが常に保管タンクにあり、子牛が終日いつでも自動機から哺乳できる状態でなければなりません。子牛がいつもより多く哺乳を必要とする場合、タンクが早く空になり、子牛は一定時間ミルクを飲めなくなります。  他方でよくあることとして、タンクを洗浄して充填すべきときにまだ残量がある場合があります。これがしばしば破棄されます。

続いて、乳牛農場には哺乳自動機がどの全乳シナリオにも準備されていなければならないような様々なプロセスがあります。

CalfExpertならこれがまったく問題でなくなります。こちらでこの装置が市場で最も優れる全乳処理装置になったことに関してご覧ください!

貴重な全乳を賢く給餌

全乳は子牛が最適に消化でき、最も優れる生産性のある牛に育ちます。CalfExpert 全乳プログラムを使って全乳成分比率または全乳の強化を給餌プログラムで柔軟に設定することができます。

柔軟な全乳プログラム

CalfExpertの給餌曲線では乳量と代用乳濃度の設定に加え、年齢に応じて全乳分の調整もできます。これで全乳分の段階的移行が可能になります。子牛は給餌内容の切り替えに段階的に慣れることができます。

VollmilchSmart

CalfExpertのこのオプションにはミルクラインの圧力をもとに接続されているミルクタンクの充填量を決定可能なレベルセンサーが搭載されています。

CalfExpertは子牛の予定消費量にもとづいてミルクのストックがもつ時間を前もって計算することができます。これに対応するメニューに、次回牛舎に来た時に少なくとも補給すべきミルクの量が表示されます(例: 18:00 時少なくとも 24 ℓ)。

FullmilkSmartがなくてもこの概要はCalfExpertに表示されても、ミルク量を手動で入力する必要があります。

EvenMilk: 全乳の賢い消費

全乳ストックが足りず、早く飲み干されたときに自動機ではどんな現象が起きるかに関して粉乳での代替給餌をするのでしょうかこの場合子牛に餌の変化でストレスが掛かり、消化不良が考えられます。オプションの「EvenMilk」は利用可能なミルク量と消費予測値に関する情報をもとに代用乳哺乳を介して不足している全乳量を均一に補完します。この際終日かけて両方の餌の一定比率が計算され哺乳されます。

このすべては幼い子牛と年長の子牛で異なるニーズに配慮しつつ行われます。こうして例えば幼い子牛の場合は全乳を優先、年長の子牛では高濃度の代用乳が飲めるようにできます。

伝統的なミルクタンクでの全乳保管

農場の規模や作業組織によって異なりますがミルクの保管と哺乳には様々な方法があります。しかし常に、タンクおよびすべてのミルクラインを確実に十分洗浄する必要があります。CalfExpert は終日24時間給餌するため、洗浄による長時間の待機は回避すべきです。CalfExpertにはこのために異なる全乳シナリオが可能なさまざまなソリューションが搭載されています。

自動機のシンプルなミルクタンク

CalfExpertの直結されているシンプルな冷却タンクは手作業で充填する必要があります。このシステムの不利な点はタンクを充填するときタンク内残量が不明なことです。場合によっては残量を捨てざるを得ないこともあります。また、レベルが低くなった従来のミルクタンクだと冷却が停止せず、残量ミルクが凍り付くこともあります。これらのタンクは手動で洗浄となります。CalfExpertへのフィードライン用の洗浄プログラムがCalfExpertにありますが、これは手動で始動させる必要があります。
この場合オプションのFullmilkSmartを使用するとCalfGuideアプリからタンクの残量がわかり、タンクの洗浄および充填時間の見当がつきます。

フィードラインの自動洗浄付きシンプルなミルクタンク(SmartWash Undock)

上記のフィードライン手動洗浄がよく忘れられたり時間の問題で省略されます。CalfExpertの全乳フィードラインが実は衛生面で要注意の領域です。

SmartWash Undockソリューションでは洗浄ラインがミルクタンクの接続ポートまでつながります。そこに切り替えバルブがあり、プログラミング可能な
CalfExpertのポートから制御できます。

CalfExpert はこの切換えバルブでミルクタンクから切り離れ、通常の自動洗浄中にフィードラインのホースを洗浄します。

自動循環洗浄機能付きミルクタンク (SmartWash)

従来型タンクをさらに最適に洗浄するには洗浄ラインと洗浄シャワーヘッドを装備することができます。

SmartWashではミルクタンクとフィードホースが洗浄ラインを介して CalfExpert によって洗浄されます。CalfExpert がタンクの空なことを検知すると、洗浄プログラムがスタートします。このときタンク洗浄とシステム洗浄のコンビネーション洗浄が実行されます。その結果: タンク、フィードホース、ミキサー、内部系統、HygieneStationへつながるミルクチューブは「濯ぎ」の際に洗浄されます。ミルクタンクには洗浄中作動させないように冷却の自動停止機能が装備されていなければなりません。CalfExpertのオプションにこのためのプログラミング可能デジタル出力があり、ここが対応する信号をミルクタンクに送ることができます(電気技術者によるタンクの適合が必要)。

中央保管によるリングラインシステムからの全乳供給

リングラインシステムは何だも哺乳自動機があり、場合にょっては全乳の一貫滅菌システムも装備している大規模農場でよく使用されます。ミルクは保管タンク付きの中央ミルクキッチンからラインを経由して CalfExpert 自動機に送られます。

手動洗浄式リングラインシステム

リングラインシステムは定期的に洗浄する必要があります。洗浄中、子牛が洗浄液を飲まないように、CalfExpert が哺乳することがあってはなりません。
このためにリングラインと CalfExpert 間で通信が確立している必要があります。

CalfExpertのプログラミング可能デジタルI/O:

CalfExpertのプログラミング可能デジタル入力はミルクラインの洗浄コントロールから24Vの信号を受信します。これで自動機はラインの洗浄時点がわかり、 (ご自身が希望する時点に)内部洗浄を開始するために哺乳を中断します。これによってそれ以上は哺乳が中断されなくなります。ミルクラインの高圧により事情によっては CalfExpertのバルブが開き、障害が発生する可能性があります。自動機へのフィードラインの接続部にある高速切り替え弁がこの状態を防止します。哺乳が必要になると、CalfExpertのプログラミング可能デジタル出力がこのバルブを開きます。このシステムの不利な点: CalfExpertへのフィードホースは CalfExpertのサポートにより手動洗浄せざるを得ません。

自動アンドック洗浄機能付きリングラインシステム

時間の節約や子牛により長い時間飲ませるためにフィードホースを手洗いすることはよく忘れられるか省略されます。ただしこれでは
子牛の衛生状態ならびに健康にとても悪影響が出ます。

アンドック洗浄機能付きCalfExpertのプログラミング可能デジタルI/O:
SmartWash のミルクタンク アンロック ソリューションと同様にこのソリューションでも洗浄ラインがフィードラインの接続弁に取付け可能となっています。追加の切り替え弁が1つあり、これで必要な洗浄の循環工程が確実に実行されます。これはCalfExpertのデジタルI/Oによって制御されます。

洗浄機能内蔵リングラインシステム

リングラインの洗浄システムにPLCが装備されていれば、CalfExpertはライン洗浄に伴い自機の洗浄も調整できます。

CalfExpertでのコード化デジタルI/O:
2つのデジタル入力を利用することでリングラインは異なる4種類の状態信号を送ることができます(例えば、ゆすぎ、洗浄、ミルク有り、空等)。CalfExpert がここで洗浄に接続し、自機の洗浄のためのリングラインから濯ぎと洗浄用の液を取ります。この際フィードホースも自動的に洗浄されます。

レンラクサキ
子牛マニュアル

Holm & Laue 子牛マニュアル